いつも私ども建設業(左官・土間)に、分かりやすく的確な説明でアドバイス下さる行政書士の橋本さんをご紹介します。
橋本さん、自己紹介お願いします。
初めまして、行政書士の橋本です。今後何らかの形でお目にかかることがあるかもしれません、どうぞよろしく。
さて、今回は簡単に自己紹介をさせていただきます。現在は行政書士なのですが、実は税理士を目指していました。24歳のときにある方の紹介で税理士事務所に入り、以来25年間税務の世界にはまっていました。
えー そうなんですか、なぜ税理士ではなく行政書士に?
税理士事務所にいる間にちゃんと勉強して税理士の資格を取ればよかったのですが、なかなか頭の方が追いつかずに志半ばにして行政書士に転身することになりました。試験科目が僕には合っていたようです。
「頭の方が追い付かず」ってご謙遜、私に言わせると「税理士という枠に納まれなかった」から、だと思いますが。
ときにぶっ飛んだ、そこまで言っちゃっていいの?
WHY NOT ?
という橋本さんは貴重な行政書士です(笑)
行政書士さんって、何するの?
ところで、我々中小企業といえど避けて通れないのがお役所関連の書類業務、年々細かくなって煩わしい。だから、経営者の皆さんが本業に邁進するためには社外の専門家に頼むことになります。そんなときに、誰に(どの士業の方に)依頼すれば良いか、ここ結構難しいところなんですね。
まずは行政書士さんって何するの?
橋本さん、分かりやすく教えて下さい。
昔は運転免許試験場の近くにたくさんありましたよね、代書屋さん。そのイメージの方も多いとは思いますが、平成の中頃から現在にかけて随分変わってきました。
ありましたねー、確かに代書屋さんという看板を掲げて。
以前は官公庁に対しての代理権がなかったのです、ただの取次人、だから代書屋でした。
業界の先輩方のご尽力で、現在では代理権がつき法的な地位も上がってきたように思います。ただし入国管理業務については未だ取次人ですが。
なるほど、では我々はどんな「困った」を行政書士さんにお願いできるの?
これが説明するの結構面倒なんです。
守備範囲が広すぎるというか、イメージしてみてください。
例えば弁護士・会計士・税理士・社会保険労務士などですけど、大体わかりますよねどんなことやっている人か。
弁理士と司法書士もちょっとわかりにくいのですが、名称からイメージできないだけで仕事の内容はすぐに説明できます。
確かにそうですね。
行政書士は、まあ何でもやりますというところでしょうか。
もちろん法律でできないことも定められています。裁判の弁護人をしたり税務申告書を作成したり特許事務をしたりとかは弁護士法などで規制がかかっています。
逆にいうと法律で規制がかかっていないことは何でもできます。
だから監督官庁も総務省だったり国土交通省だったり公安委員会だったり出入国在留管理庁だったり多岐にわたります。
ぼくが目指しているところは数字のわかる法律屋であり、中小企業にとっての町医者的な存在です。
というのも、法律職グループの方々は大抵会計が分かりませんし、会計職グループの方々は大抵法律が分からないからです。
法律職グループの方は会計が分からない、会計職グループの方は法律が分からない、これって一般の人にはピンときませんよね。例えば、弁護士さん、司法試験に合格しているのだから六法全てに精通していると思いがち、でも違うんです!
「餅は餅屋」なんですね。
最近の経験ですが、刑事事件は得意だけれど民事は不得意だという弁護士さんの話も聞きましたし、脱税事件などでは、弁護士さんと税理士さんがタッグを組んで弁護にあたるなど…
というところで現在では東京・豊島区で橋本法務会計事務所を運営しつつグローバルサポートサービス株式会社という、外国人労働者の法的なお手伝いをする会社を経営しています。
行政書士事務所を立ち上げて10年が経ちますが、やっとスタートラインに立てたかなというくらいの感じですね。
スタートラインに立ったなんて、いえいえ、でも橋本さんにはゴールは無いのかもしれません、ずっとずっと走っていたいのかなと。
私から見ると橋本さんはマルチプレイヤー、縦割り士業の枠を超えて何でも相談できるのがすごく有難い。
弊社グループ企業(モノリスコーポレーション・川村工業)も、左官業における外国人労働者、特定技能1号関係でお世話になっているのが、橋本さんが運営する「グローバルサポートサービス GSS」です。