KAWAMURA東京技官が倒産か



3年ぐらい前に、モノリスでも東京技官さんの仕事したことがありましたが



東京技官が請けた現場がパンクして、その上位会社からうちにSOSが来たんだ



そうでしたか



倒産については、今日の日経のニュースから拾い読みすると、ざっくりこんな状況ですが
1961年上田晃氏によって個人創業、1975年に法人化、2002年に金融機関勤務などを経て現社長「館山義隆氏」が入社、2017年に館山氏が事業を継承、組織・称号変更して現在の「東京技官」となった。館山氏の就任を機に、事業領域を拡大、人材派遣「TGスタッフサービス」を設立。2020年には自社ビルに移転し、特定建設業許可の取得で大型案件の手掛けられるようになり外注比率が上昇。マンション建築工事では、資材価格高騰の影響を受けやすく収益性悪化…. —出展:日本経済新聞—



東京技官っていう会社名より、オレたちには上田技官っていう会社名の方が馴染みがあるけど



上田さんという創業者のお名前だったころですね



うちと同じころに創業して、60年以上の実績のある会社なんだけど、最近は外注依存度が高かったと….



最近の建設業の倒産要因としては人手不足が大きいと思いますが、ニュース記事にあるように、事業領域の拡大とか、自社ビルとかも重なった複合要因でしょうか



自社ビルは利益を生まないからね



そうですね、でも自社ビルって一つのステータスというか



もちろん、自社ビルのメリットも大きいけれど、多額の借入返済が残っているうちは、自社ビルは資産ではないと考えた方がいい、毎月のランニングコストでしかない



個人の住宅購入と同じで、所有か賃貸か?それぞれのメリット・デメリットを考えないとですね



そうそう、金融機関からの借入で購入する場合がほとんどだろうから、銀行の上手い営業に乗せられないようにしないとね



たしかに、自社ビルで自滅した会社のこと、よく聞きます。



倒産あるあるだよ



2025年上半期の倒産状況、建設業は前年同期比10%増加ですが



この先も倒産は加速するのでしょうか



倒産だけじゃなく、廃業やM&Aなど、建設業の淘汰と再編の時代がきていると思うね



体力のない企業は脱落して消えて行く



そうですね….



でも、会社という箱ものは無くなっても、人材は残りますよね



そこ、M&Aはそこを再編して人材の価値を高めていくものと考えられる



なるほど、人材を人財にしていく、ということですか



そう、技能や人材を消滅させてしまう前に、M&Aで引き継がれ、新しい器で再生するという考え方だよ。



経営者の意識改革を促せば、人材がサスティナブル(持続可能)なものとして未来へ続く….



そう思うね










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