土間屋だから土間しかできない、左官屋は左官仕事しかやらない、塗装屋は塗装だけ…そこに未来はあるの?

ゆうき総業✖モノリスグループ 多能工育成プロジェクト始動!
SHIBAZAKI

5月連休明け早々に山形へ出発でしたね

ATSUSHI

夜中に出発して、ずっと山形まで雨、途中は土砂降りだったし

TOMOYOSE

雨雲と一緒に移動してたな

ATSUSHI

箱型トラック1台、ユニック車1台、トラック1台、ハイエース2台、ぎっしり機材積んでね

SHIBAZAKI

わぁ——
ご苦労様でした

SHIBAZAKI

ゆうき総業さんとモノリスグループの協業がタート、まず多能工育成プロジェクトから始動ですね!

kick off Project

ゆうき総業✖モノリスグループの多能工育成プロジェクト開始。詳しくはここ読んで下さい👉「東北から建設業界の常識を変える--ゆうき総業✖モノリスグループ「多能工革命」始動」

SHIBAZAKI

このプロジェクトでは、土間工・左官工・塗装工などすでに多能工化しているゆうき総業さんに、さらにパワーアップしていただくのを目的に

SHIBAZAKI

コンクリート床研磨仕上げ・コンクリート床ポリッシュ仕上げ・土間の機械化施工の講習でした

KAWAMURA

これからの時代、土間屋は土間だけやってればいい、左官屋は左官以外やらない、塗装屋や塗装だけ、という時代ではなくなる

SHIBAZAKI

そうなんですね

KAWAMURA

すでに、実際にそうなってきている、今回なぜ東北のゆうき総業と協業するのか、答えがそこにあるんだけどね

SHIBAZAKI

答えがそこに…..

KAWAMURA

そう、東北地方の土間屋不足、さらに北海道には土間屋がいない、深刻な人手不足だ

SHIBAZAKI

たしか、もともと土間は左官屋さんの仕事だったと

KAWAMURA

そうだよ、それを高度経済成長期に仕事がいっぱいあるからと、どんどん捨てていったのは左官屋だけどね

KAWAMURA

そのツケが回ってきたというか….

SHIBAZAKI

そうなんですか

KAWAMURA

だから今、原点回帰だよ、左官屋が捨てた仕事を拾い集めていく感じ、オレは面白いと感じてる笑

SHIBAZAKI

捨てた仕事を拾い集めていくって、既存の左官屋さんの常識というか、プライドを破壊するような…..

KAWAMURA

知らん

SHIBAZAKI

….

左官屋の原点回帰

SHIBAZAKI

原点回帰については、以前書いたものを読んでいただければと思います👇

SHIBAZAKI

この記事の中、挾土 秀平さんがこう言っています👇

今まで、建築というのは分業化、分業化でやってきた。タイル屋、タイル下地屋、タイル洗い屋、すべてに分業化している。だから、バトンタッチが多くなりすぎて、工程がより複雑になって、誤解が生まれて、ひとつのことで工程がぶつかってけんかばかりしている。おさまるものがおさまらない。これからは複業化の時代だと思います。分業化した人間を雇えば雇うほど、クオリティは下がって、バラついて、ますますダメになる。

SHIBAZAKI

分業化というのは、高度成長期には必要なことだったでしょうね、生産性を高めるには

KAWAMURA

その通り、だからこれからは複業化だ、と言っても会社がそれぞれの専門職人を揃えて何でもできます、やりますというのは、ちょっと違うね

SHIBAZAKI

モノリスグループの複業化とは

KAWAMURA

我々は、多能工を擁した一括施工を受注・管理できる組織で、他との差別化を図っている

KAWAMURA

もちろん、一括でなくてもやるし、何でも拾えるキャパにね

SHIBAZAKI

なるほど、どんな仕事が来ようが、縦横無尽で受注できますよ、ってことですね

KAWAMURA

そういうこと

SHIBAZAKI

左官回話という書籍の中で、こうも書かれています

もともと左官屋が吹付けをやっていたんですよ、ポンプまわして。汚れていやだから、吹付け屋という商売が出てきたの。外部のモルタル塗り、内部のプラスター、土間モルタル、それにブロック積み、吹付け、レンガ、防水、みんな左官仕事だった。ようけ仕事があった。仕事としては離しちゃったんだけど、今思えばほんとは吹付けは離したくなかった。いまは塗装屋さんの仕事になっちゃった。いま左官屋さんが吹付けもっていたら、ものすごく儲かる業種として存続していますよ。 座談会「俺たち左官の70年」より

KAWAMURA

この通りだよ、昔は良くも悪くも(笑)先輩から教わったり、先輩から技を盗んだりして、職人は現場で仕込まれ、現場で育っていった

KAWAMURA

建設の仕事ってさぁ、次へ次へって付随していって仕上る、縦割りじゃないんだよ

SHIBAZAKI

昔の左官職人さんは、次の仕事への繋がりを上手く考えてやっていた?

KAWAMURA

そう、それが分業、分業って縦割りにするから

KAWAMURA

後の仕事は知らん、前の仕事が悪い、そうやって責任転嫁ばかり上手くなって、クオリティを落としていくことになる

SHIBAZAKI

そうですね、確かに分業の単能工ばかりでは

KAWAMURA

今どきの、***道場とか、***セミナーとかじゃダメなんだよ、模型や仮設で教えて、はいどうぞって送り出したところで、実践で使いモノにならない

SHIBAZAKI

よくあるパターンですが、そんなこと教えてもらってないとか、教え方が違うとか….

KAWAMURA

そうそう、あるあるだよ

SHIBAZAKI

会計の仕事をしている私にもあるあるです、本に書いてあることとは違いますが、と詰められました笑

KAWAMURA

SHIBAZAKI

そんなことから、上司や管理職側と折り合いが悪くなるケースが離職に繋がったり

KAWAMURA

だからって安易にまた育成を外部に委託して、負のスパイラルから抜け出せず、コストばかり掛かることになったり

KAWAMURA

むしろ今の時代、日本を代表するような企業にも見られるように、育成を他人任せにしないことだと思う

SHIBAZAKI

そうなんですね

KAWAMURA

最初から、一緒に仕事する人間とのコミュニ―ケーションを図りながら、模型や仮設で練習し、実践もやりながら+αが身についていく

SHIBAZAKI

実践で育成、「習うより慣れろ」ですね

KAWAMURA

そう、だから外部任せの道場やセミナーだけじゃダメなんだよ

SHIBAZAKI

なるほど、育成には一緒に仕事する人間と、一緒に仕事する実践の場が必須なんですね

KAWAMURA

だから協業するんだよ、もちろん方向性が同じかどうか見極めるけれど

SHIBAZAKI

協業って、ただ応援のためとか、営業エリアを広げるとか、だけじゃない

KAWAMURA

そうだね

SHIBAZAKI

でも、実践の場で育成するって、現場が迷惑しませんか現場からNG出ませんか

KAWAMURA

そのために、職長がいて、職長も実践の場でそういう経験をして良い管理職に育つんだ

SHIBAZAKI

なるほど

KAWAMURA

もちろん、現場の所長や監督も….人間を育てることができていたけど、今は派遣の監督ばかりで、すぐ辞めるし(笑)

SHIBAZAKI

そうみたいですね、では今どきは現場で「習うより慣れろ」は難しいのでは

KAWAMURA

難しいから、成長するんだと思うよ

KAWAMURA

だから、他のクソみたいな、おっと失礼、他のフツーの会社とうちは差別化できるわけ

SHIBAZAKI

は、はい

KAWAMURA

多能工育成の研修に興味がある方はこちらからお問い合わせ下さい。
※ノウハウを提供できる各地域での限定数、一定基準での審査がありますことをご理解願います。
「協業について、詳しくはこちらへ」
📩info@why-not.biz

SHIBAZAKI

モノリスグループには、モノリスの仲松部長、川村工業の川村 篤社長という優秀なハイパフォーマーがいますからね

SHIBAZAKI

山形での多能工育成セミナー終えた数日後には、世界フロア発展サミットに出席でしたよ👇なんと忙しい

世界フロア発展サミット出席
KAWAMURA

インターナショナルになっちゃって笑

SHIBAZAKI

仲松部長に聞いてみましょう、サミット会場はどうでした?

NAKAMATSU

ミスターNAKAMATSU~って、外国の人たちから呼ばれちゃって、汗かきかき

NAKAMATSU

あ、向こうにミスターKAWAMURAがいますよ!って言って逃げようとしたけど笑

SHIBAZAKI

笑良い経験でしたね

SHIBAZAKI

篤社長はどうでしたか?

ATSUSHI

オレ、ミスターKAWAMURA~って追いかけられて、会場の熱気で熱中症寸前だったよ

SHIBAZAKI

あらま

SHIBAZAKI

参考までに、川村工業さんの「社長の独り言」も載せちゃいますね👇

北海道には土間屋がいない

SHIBAZAKI

ゆうき総業さん、ホームページにもありますが、多能工化をすでに打ち出していますよね

KAWAMURA

そうだね

SHIBAZAKI

土間屋さんって、左官屋さんと違い季節や天候に左右されることが多いから

KAWAMURA

そう、だから、土間屋だけでは北海道でやっていけないだろう

SHIBAZAKI

これも参考までに、以前に書いたコラムを載せます👇

KAWAMURA

今回、ゆうき総業は、北海道エリアの人手不足・土間屋不足の解消を課題に

SHIBAZAKI

確かに、冬場仕事できない北海道では、土間屋を生業にはできませんから

KAWAMURA

そう、だから東北エリアと北海道エリアを統括して、多能工化による一括管理で穴を埋めていく、そこに我々モノリスグループと協業するメリットがある、お互いのシナジー効果だね

SHIBAZAKI

そうですね

KAWAMURA

多能工化した先に、経験豊富な現場を熟知した職人たち=ハイパフォーマーたちが、単価交渉のテーブルにつく時代をつくれば

SHIBAZAKI

ゆうき社長が目指す、売上100億企業・社員1000人企業へと続きますね

KAWAMURA

ゆうき総業は現在社員数45名、それも外国人はいない、日本人だけ

SHIBAZAKI

今どき….日本人だけで、すごい

KAWAMURA

ということは、外国人採用をすれば、すぐにでも社員150人企業になれる

SHIBAZAKI

今すぐでも発揮できる、それだけのポテンシャルを秘めているということですね

KAWAMURA

まさに、明日からスリランカへ、モノリスグループと人材発掘へ行く

SHIBAZAKI

それは楽しみですね!

「採用して終わりじゃない」人材を人財に育ててきたワイノット(モノリスグループ)が、トータルにサポートします。外国人材のことならお気軽にご相談下さい👉ワイノット株式会社 📩info@why-not.biz

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