外国人材なしに建設業は成り立たない
SHIBAZAKI早朝から川村工業の重鎮お二人で会議ですか？
ATSUSHI重鎮だって笑
敦ちゃんとゆっくり話すの久しぶりだからね
OSAMUそうだよな、篤は9月は中国行ってたし、10月は山形とか日本中飛び回ってたから、なかなか捕獲できなくてね
SHIBAZAKI捕獲って笑
篤さんたちが中国へ行っていたブログはこちらからどうぞ👇
ATSUSHIオレはちょうど山形県鶴岡市の現場から戻ってきたところだけど、敦ちゃんもスリランカ行ってたんだよね。
OSAMUうん、次の外国人材を見極めようと思ってね、10月下旬にスリランカへ行ってきた。
ATSUSHI敦ちゃん、顔恐い笑
OSAMUそうか
OSAMUじゃあこんな感じがいいか？
ATSUSHI爆
SHIBAZAKI笑 その方がいいですね！
SHIBAZAKI敦さんは、去年はインドネシア実習生の学校を視察してらっしゃいましたよね
OSAMU去年行ったね
SHIBAZAKIそうして今年はスリランカの日本語学校を視察です。
急速にグローバル化していく建設業
SHIBAZAKI国が違えばやはり国民性とか色々違ってましたか？
OSAMUそうだね、インドネシアもスリランカもどちらも初めてで、ほんの数日という短い滞在だったし、深くは分からないけれど
OSAMU10年以上関わってきたベトナム人材たちに比べると、初々しさはあったよね。初めて外国人実習生を迎え入れた頃を思い出させてくれた。
ATSUSHIそうか、オレたちも外国人実習生と関わり始めてから10年以上経つんだなぁ
OSAMU篤さぁ、外国人実習生と向き合ってきた10年って、むしろオレたちの外国人管理スキルが磨かれたと言えるんじゃないか笑
ATSUSHIうちの日本人職長たちもみんな、グローバル化してるしね
OSAMUもう建設業では外国人なくして成り立たないんだから、こちら側の意識をグローバル化していかないと
SHIBAZAKIお二人は、外国人材の管理という面においても
エキスパートですね。
ATSUSHIインドネシア人を迎える前はベトナム人だけだったから、国籍の違う人材を混ぜるのは大変かなって最初は思ったけど
OSAMUそれが、国籍の違う人材を混ぜたら、外国人同士の共通言語が「日本語」になっちゃって笑
ATSUSHIそうそう、だから日本語の取得スピードが凄い早い、びっくりだよ
OSAMUうちのインドネシア人たちは、ほぼ全員がN4レベルだからね
SHIBAZAKI日本語能力検定についてはこちらを参考にして下さい👇
N4レベルとは、基本的な日本語を理解することができる。【読む】基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を、読んで理解することができる。【聞く】日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。 ー 日本語能力試験JLPTより ー
ATSUSHIまだまだベトナム人材だけしか採用していない会社が多いけど、KS技建の楠田社長が言ってたね、人材を１か国だけにすると日本語の覚えが悪いって
OSAMUそう、結局自分たち同士の会話では日本語を使わないんだよ、自分たちの母国語になっちゃうからね。
ATSUSHIベトナム人材に関しては、今うちでは特定技能1号だけで、ベトナム人実習生の採用はしていないけど
OSAMUそれは、うちのベトナム人実習生を管理していた監理団体にも問題があったからね。
OSAMU企業に配属したらそれで終わり！っていう監理団体じゃダメなんだよ。
ATSUSHI敦ちゃんが怒ってる笑
ベトナム人材からインドネシア人材へ
KAWAMURAコロナ後から、うちは実習生の採用をインドネシア人に切り替えたんだ。
SHIBAZAKIどうしてですか
ATSUSHIベトナム人の人材争奪戦が激しくなってきて
KAWAMURAそう、日本だけじゃない世界中の人手不足、その売り手市場につけ込んだビジネスが横行しだしたからね。
KAWAMURA悪徳ブローカーの暗躍もあって
OSAMU騙されて失踪しているケースなんかも
SHIBAZAKIやはりしっかりとサポートする監理団体が必要ですね！
OSAMUそう、そんなときに杉本先生たちと知り合うことになってね
SHIBAZAKI今お願いしているインドネシア人の監理団体を含むグループの専務が杉本先生ですね。
KAWAMURA杉本さんたちは、現地インドネシアの養成学校と日本での訓練校、さらに監理団体とを一つのグループで運営している。
ATSUSHI一気通貫だね
SHIBAZAKIワンストップで対応してもらえるのは嬉しい
OSAMU去年のインドネシア視察で杉本先生と同行して、現地の養成校の校長の伊藤先生の教育方針も気に入ったし、何と言っても、現地と杉本先生との連携がちゃんとしている。
SHIBAZAKI杉本専務と伊藤先生です👇
OSAMU面接した実習生たちと一緒の写真👇
SHIBAZAKI連携がちゃんとしているっていうのは安心ですね。
ATSUSHI日本に来てからは訓練校で１ヶ月、特に日本語習得に重点おいてるよ
KAWAMURA日本の訓練校も見学してきたけど、基本的生活習慣から日本語の授業まで、杉本さんたち先生方が厳しく指導しているね。
OSAMU言葉が最優先！技術はおいおい身に着けてくれればいい
ATSUSHI現場では安全第一、これって日本語の理解力に掛かってるから
SHIBAZAKI安全第一、命に関わることですものね
OSAMU杉本先生のところは、企業に配属されてからも、語学研修を積極的にやってくれる、そこがベトナム人のときの監理団体とはぜんぜん違う！
ATSUSHIまぁ、ちょっと監理費用高めだけど、この監理団体はいいよ
KAWAMURA監理団体としてどれだけきめ細やかに管理してくれるか、その分費用が高くても納得なんだよ。
OSAMUそうなんだよね
新たにスリランカの日本語学校視察へ
SHIBAZAKIスリランカ人材の開拓に向けては、どのように？
OSAMUスリランカだけじゃなく、ミャンマーやカンボジアやラオスやら、いろいろ話を聞いて
KAWAMURA最終的に杉本先生の一押しがスリランカだった。
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ATSUSHI仙台の左官屋さんたちも一緒だったんだ
OSAMUうちが視察に行くところなら大丈夫だろうって笑
ATSUSHIやっぱり、ベトナム人材のときもそうだったけど、うちが「いいよ」って言うと、みんなどんどんベトナムに熱い視線向け始めて･･･笑
SHIBAZAKIなるほど、外国人材雇用のリーディングカンパニーですね
OSAMUうちは実習生の失踪事件も無いし
ATSUSHI近くでスッポンの失踪事件は多発してるらしい笑
OSAMUI don’t know what you mean
ATSUSHITôi thậm chí còn không biết ý bạn là gì
SHIBAZAKI…..
スリランカの教育制度
SHIBAZAKIスリランカは、初等教育が5年、中等教育が5年の合計9年は義務教育です。
OSAMU義務教育が9年は日本と同じだね。
SHIBAZAKIそうです、だから中等教育までは就学率が100％近くあります。
OSAMU勉強する、机に向かう、そういう基本があるからスリランカがいいって、杉本先生が薦めてくれた。
OSAMU実際に現地に行って面接してみたら、個人差はあったけれど、すごい喋れる子がいてビックリしたよ。
KAWAMURA「光ＨＮＩ」は日本語教育に本気で力入れているからね。
SHIBAZAKI写真を見ると、スリランカの実習生たちの方がインドネシアの実習生たちより大人っぽい感じがしますけど
OSAMUあ、それね髭のせいだと思うよ、スリランカでは髭がモテるらしい笑
SHIBAZAKIへーーーー
ATSUSHIオレも髭伸ばそうかな
SHIBAZAKIはいはい
スリランカ人材へのお問合せは、ワイノットへ info@why-not.biz
育成就労制度へ先駆けて日本語力強化
OSAMUスリランカは、まだまだ発展途上にある国だから、自国内での賃金に比べれば、日本へ出稼ぎにくるメリットはものすごく大きいよね。
スリランカ政府は3月25日、全国の月額最低賃金を1万2,500スリランカ・ルピー（約6,250円、1スリランカ・ルピー＝約0.5円）から1万7,500スリランカ・ルピーに、全国の最低日給を500スリランカ・ルピーから700スリランカ・ルピーに引き上げることを閣議決定した。改定が実施されれば、2021年8月以来の引き上げとなる。 －JETRO日本貿易振興機構より 2024年04月08日ー
KAWAMURA日本に来る実習生のモチベーションとなる最大要素は「稼げる」なんだ。
OSAMU実際、面接時になぜ日本に来たいのか聞いてみると、当然だけど「稼ぎたい」なんだよ、みんなね。
KAWAMURA日本側も、建前だけの実習生制度を見直して、新たに「育成就労制度」を今後3年以内に施行するってことになった。
OSAMU本音のところは人材確保、人手不足で喉から手が出るほど人材が欲しいからね
OSAMU育成就労制度では、さらに日本語能力が必須になるよ
就労開始前にＡ１相当以上の試験(日本語能力試験Ｎ５等)合格又は相当講習受講、特定技能１号移行時にＡ２相当以上の試験(日本語能力試験Ｎ４等)合格※当分の間は相当講習受講も可、特定技能２号移行時にB１相当以上の試験（日本語能力試験Ｎ３等）合格※各分野でより高い水準の試験の合格を要件とすることを可能とする。
ATSUSHIうちで採用している実習生たち、すでに特定技能1号の合格ラインだね
KAWAMURAスリランカの出稼ぎ先は、地理的にも日本よりは近い中東諸国、サウジアラビア・ドバイなどUAE・カタール・クウェートなどに半数以上が流れている。
SHIBAZAKI日本へ来ているスリランカ人はまだ少ないから、日本の良さが伝われば中東へ行くよりも安全かと思いますが
OSAMU外国人労働者も選ぶよ、韓国が日本より賃金が高いとか聞くけど、治安や政情はどうだろう
KAWAMURA韓国ではつい数日前に「戒厳令」が出されるという異常事態が発生しているしね。
OSAMU現地のお土産屋さんにいた女性が日本語流暢でビックリ、聞いたら日本へ実習生として行くことが決まってるって
SHIBAZAKI実習生として日本に行く前から、すでに日本語レベルが高いんですね！
OSAMUスリランカは親日とも言われてるし、良い人材を発掘できる気がする。
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スリランカの魅力
SHIBAZAKIスリランカって、ちょっと古い人間は「セイロン」っていう国名で覚えています。そう、あのセイロンティーで有名です。
OSAMU現地のホテルで飲んだセイロン紅茶がすごく美味しかった！
SHIBAZAKI茶葉の等級もありますが、淹れ方も大事なんですよね。
OSAMUテーブルでカップに注いでくれる時に、ミルクティーの人にはポットのそのままを、ストレートの人にはお湯を足すの、学習したよ笑
ATSUSHIへーーー 敦ちゃんすっかり紅茶通笑
OSAMUあとね、世界遺産のシギリヤロック、頂上からのパノラマビューに感動だよ。
SHIBAZAKIスリランカの有名な建築家ジェフリー・バワが設計したホテルはどうでした？
OSAMU今回はそのジェフリー・バワが設計したホテルに泊まった！
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KAWAMURA世界の建築を見ることも、我々建設業に携わる人間には必要なこと
OSAMU本当にそう思うし、すごいなぁと感心しながらも、メンテナンスどうするんだろうっていう目で見ちゃって笑
ATSUSHIオレ直しに行く！
「世界！職人ワゴン」
OSAMU笑
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