ハスクバーナHusqvarna スーパーフロアーACADEMY in Belgium(ベルギー)訪問

最初に失礼ですが、なぜ円安でもの凄く費用が掛かるこの時期にベルギーまで行かれたのですか?



費用の問題には換えられない価値のあることだった、というところかな。



さすがです。
実際のところ、飛行機代だけでもかなり・・・と、下世話な質問ですみません汗



笑



さて、実際にベルギーのスーパーフロアーACADEMYを訪ねられてどうでしたか?



実際に行って現地で経験するのと、しないのとでは全然違うよ。経験するって重要なんだ、なぜか解る?



えっと・・・



知識だけなら、ネットからでもたいがい拾ってこれるだろ、でも知識ってさぁ、それだけでは何の役にも立たないんだよ。まぁ、口だけ知識のやつは多いけどね。



・・・



職人の勘というか、こうしたらどうだろうとか、そういう発想って、職人の頭の中に詰まってる既知の知識と知識をつなげて構築していくことで、よりクリエイティブになり、それがより質の高い仕事になるんじゃないかなと。



なるほど、既知の知識と知識をつなげる・・・それで今回は機械メーカーのスペシャリストたちと、研磨施工のプロフェッショナル「モノリススーパーフロアーTeam」とのセッションになったわけですね。









でもただのトーク・セッションならzoomでも何でも良いわけさ。



あは、確かに



まず、ここベルギーのスーパーフロアーACADEMYには、世界で唯一、研磨機械が全機種揃ってるんだ!それを生で見て触れられる。



そ、そうなんですね。







その全機種の中から、うちで購入した機種はなぜそれを選んだのか?他の機種も知らないで、うちのは最高とか言ってるアホもいるけど。



コンクリート研磨施工についても、徹底解説とかってネット上にはさも知ったかに色々書かれてるけれど、その前に自分が使う機械をどこまで知り尽くしてるのか怪しいよ笑



・・・



今回のスーパーフロアーACADEMYでのセッションで、メーカー側と施工側の双方が白熱の質疑応答だったと。





実際に機械を動かしながらだから、その場でお互いの知識と知識をつなぎ合わせることができ、よりクリエイティブで、より良い仕事へと手順を構築していけるのですね。



そーゆーこと



・・・そのどや顔



オレ前から言ってたことだけど、あのジョブズも言ってる「つながりの構築を容易にするための秘訣は経験」だって笑




コンクリート床工事の最大の問題



コンクリート床工事の最大の悩み、それは「ひび割れ・表面剥離」ですよね



既存の建物はさておき、新築の場合ならば「ひび割れ・表面剥離」予防としても研磨・ポリッシュ仕上げが推し、ついでに働き方改革までクリアして一石二鳥なんだけど、いまいち業界に頭の硬いのが多くて・・・



扱っているのがコンクリートですから、硬い・・・
コンクリート床工事における最大の悩み「ひび割れ・表面剥離」は単に美観の問題だけではありません。従来施工のままである限り、むしろ以下にあげる2つが大きな問題と言えます。
1.直接的には、「ひび割れ・表面剥離」によるコンクリート床面の耐久性、メンテナンス性、機能性が損なわれる
2.間接的には従来施工による「一発仕上げ」での長時間労働の問題、働き方改革5年の猶予措置が終わるのは2024年3月


これら2つの問題は、「ひび割れ・表面剥離」という単純な問題ではなく、「ひび割れ・表面剝離」が長期に影響を及ぼし、また予測可能な「ひび割れ・表面剝離」において工法からの見直しを避け続けていれば、時代のニーズ『働き方改革』に取り残されるという二次被害を引き起こします。
新築のコンクリート床工事のひび割れ・表面剥離の防止、既存の建築物におけるひび割れ・表面剥離の修繕、どちらにおいても、モノリスグループでは最善の解決方法に「研磨・ポリッシュ」を提案しています。
コンクリート床面の耐久性・メンテナンス性・機能性・美観を引き出す研磨仕上げ
研磨・ポリッシュ仕上げを提案するモノリスグループでは、世界最高峰ハスクバーナHusqvarna「自走式遊星回転コンクリート床面研磨機・集塵機」DURATIQを導入、さらにはモノリスコーポレーション自社開発特許取得のメクレーンによる「メクレーンポリッシュ工法」により、研磨に最適な下地施工を行います。



去年、大量のDURATIQ購入は業界を震撼させましたね、事件でしたよ笑
自社保有ってことは、機動力の高さを示しますからね。





機動力が高い、ようするにフットワークが軽いってこと
うちはどんな場所でも出張可能だしね
何が何でも研磨ではない、研磨を勧められない場所もある



研磨・ポリッシュ施工の広がりに期待大ですが、あらゆるシーンに万能と言えるのでしょうか?



いや、研磨施工だけでなくどんな施工にも万能はないと思うよ。
コンクリート床研磨の場合、コンクリート自体が悪すぎてどうしようもないのはNG、業種によって液体や油がこぼれる場所もNG、また刺激的な薬品を使用する床などもダメ、コンクリートは酸に弱いからね。



そういう情報って、あまり目にしませんけど・・・
弱点をキチンと伝えること、むしろ重要な情報ですよね。



今回のスーパーフロアーACADEMY訪問で、こういう内容についても改めて確認してきたよ。
研磨機・ツール・化学薬品の適切な組み合わせ



仲松部長(技術開発部)も今回のベルギー訪問はものすごく良かったと言ってましたね。



本当に行って良かったですよ!



例えばどんなことでしょう?



他社でも「コンクリート床研磨工事の工程」と解説などしてるけれど、重要なのは「研磨機・ツール・化学薬品」の適切な組み合わせだと再確認できたことです。



なるほど



薬剤については、マニュアルに無い手順・使い方とか、結構アドリブで使い方変えたりね笑



どのタイミングでどの薬剤を使うか?緻密化剤・強化剤・保護化剤とか



アドリブから最適な使い方が飛び出すこともありますね!



コンクリート研磨ってひと口に言うけど、現場によって全部違うから、最適なツール選び、薬剤のタイミングがすごく重要なんです。


新バージョンのツールがいつ頃日本に入ってくるのか



ツールを熱心に見入ってましたよね、仲松部長



日本に未入荷のツールがあって、なんでだろうかと・・・





日本未入荷ツールはいつ頃日本に入ってくるのかな?って聞いたら教えてくれました、まだ秘密だけど笑



そのツールについては、ちょっとね、ものすごく気になるところがあって。
スーパーフロアーACADEMYに来て一番良かったこと



では、ここスーパーフロアーACADEMYに来て一番良かったことって何でしたか?



ふふ、何と言っても一番は、トーマスに会えたこと!





どうしてトーマスさん?



1年前ですよ、毎晩家でDURATIQのYouTube動画ばかり見ていて、女房から変なヤツって目で見られながら笑



そのYouTubeの動画にトーマスが出ていたの



動画のトーマスは、日本未入荷のツールを使ってて、すごく気になってた。そうしたらあのトーマスが目の前にいるんですよ、最高にうれしかったなぁ笑



ベルギー行きで一番は、トーマスに会えた!でしたか笑



トーマスはメーカーの人だけど、製品についての本音も漏らしてくれた笑
正直・・・・は好きじゃないとか、言っちゃっていいの笑





トーマスさんお茶目



とにかく、先に向けての情報を聞けたことがすごく良かった!
ホント、ここに来れて良かった。


より良い仕事への三つの課題「技術・経営・環境」



スーパーフロアーACADEMYでのセッションで、コミュニケーションに全く困らなかったのは、通訳のミハエルさんが最高だったからですね。



専門用語もスラスラと同時通訳、感心したよ。おかげで製品の解説もスッと入ってきたし、こちらの質問にもトーマスが即答だった。



スーパーフロアーのプロセスについてもかなり詳しく説明してくれましたね。



ブロンズ+セルフレベリングコンクリートは悪くはないが、スーパーフロアーとは呼ばないとかって言ってた。



ただ技術追求だけではなく、コストとの兼ね合いなどにもコメントしてました。



研磨機のオペレーターが早く仕事を終わらせたいか、あるいは強度を高めたいのかって笑



どちらにも対応するバージョンのツールを用意しますよ?笑



笑ビジネスだからね



結局、ケミカルコストよりも、ダイヤモンドツールのコストよりも、人材のコストが一番高い!ってこともよく分かっていたよ。



2024年問題と言われる『時間外労働上限規制』の適用はすぐそこにきています。人材コストがネックでもあった長時間労働を強いる従来のコンクリート床施工から、研磨・ポリッシュ施工へと流れが変わるのではないでしょうか。



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